こんにちは、メディワーク公認心理師の西川です。
メディワークの「知識」では、ヘルスケアの専門家として働く皆さまのお役に立てるような情報をお伝えしていきたいと思います！
今回は「ストレス管理の秘訣と効果的な方法」について。
ストレスは私たちの日常生活において避けられないものです。しかし、ストレスを上手に管理することは心の健康と働く充実感を保つために不可欠なスキルになります。今回は公認心理師の私がおすすめするストレス管理の秘訣と効果的な方法を４つご紹介したいと思います。
1.自分自身のストレスの原因や反応を理解する
ストレスを管理するためには、自己認識が重要になります。日頃から自分を観察することを行なってみてください。もしかすると、強くストレスを感じる特定の状況があることに気づくかもしれません。またそのストレスの発散方法には過度の飲食や飲酒などといった負の連鎖を引き起こしてしまうような偏りがあることも。自分にとってどのような状況や出来事がストレスを引き起こすのかを把握し、それに対してどのように反応するのかを認識することが大切です。
2.自分に合ったリラクゼーション方法を見つける
ストレスを軽減するためには心身ともにリラックスできることが大事です。リラックス法は個人によって異なるので、自分に合った方法を見つけることが必要です。簡単なものであれば深呼吸や瞑想、ヨガ、マインドフルネスなどのリラクゼーションテクニックがあります。心と体の固まったコリを和らげ、ストレスを和らげる助けとなります。
3.大まかな時間管理をする
ストレスを上手に管理するためには、自分の時間の管理も必要です。タスクや予定を適切にプランニングして優先順位をつけることで、仕事や日常生活のバランスを取ることができます。計画的に時間を管理することができると心に余裕も生まれ、ストレスを抱え込まずにタスクをこなすことができます。スケジュール管理アプリやカレンダーに書き込むことで自分の時間を視覚的に見える化することがおすすめです。ここで一番大事なことは実行に移すこと！とても難しいことのようですが、時間の管理をしたらその時間内でタスクを終わらせられるようと力すること、また時間内に終えることができない場合にはしっかりと切り替えてることが大切です。
4.運動などの身体活動でストレスを解消する
運動は身体的な健康だけでなく、メンタルヘルスにも良い影響を与えてくれます。ウォーキング、ジョギング、ヨガ、ダンスなど、自分に合った運動方法を見つけて実践しましょう。適度な運動はストレスホルモンの分泌を抑制し、リラックスの効果ももたらしてくれます。
ストレスを管理するためには、時には誰かのサポートを受けることも重要です。友人や家族とのコミュニケーションや、専門家のサポートを受けることでストレスを共有し、解決策を見つけることができます。公認心理師やカウンセラーのサポートは、話をすることによって自分を客観的に観察したり（自己観察）、自分という人間はこういう人間なんだ！（自己認識）といった気づきを得ることができ、ストレス管理のための効果的なツールとなります。
ストレスは避けられないものですが、上手に管理することで心の健康を保つことができます。ご紹介した方法を組み合わせてストレス管理のスキルを磨いていきましょう。より健康で充実した生活を送るための一歩を踏み出してください。
